1. 温水処理
鞘は3分間63度の温水につけられ、生育を止めエンザイムの生成を促します。
ユーロバニラ の歴史は、ある一人の男のある一つのスパイスへの情熱の物語です。1990年、ロラン・ブルゴワがユーロバニラを立ち上げました。ナチュラルなバニラを専門とする会社は、それまで存在しませんでした。
当初より、ユーロバニラは星付レストランのトップシェフたちに鞘バニラを提供してきました。この成功により刺激され、100%ナチュラルな製品を次々とそのカタログに加えていきました。
更なる向上を目指し、私たちは世界中の優れたバニラを選んで使用しています。インドに乾燥加工工場を持ち、栽培と生産のあらゆる工程を管理して、完璧な品質を備えた製品を生み出しています。
世界70カ国に5000以上の顧客がいるユーロバニラは加工工場をヨーロッパの心臓部(ノール=パ=ド=カレ)に置き、輸送の最適化を図っています。
生産現場はユーロバニラのイメージそのものです。伝統と現代の融合により、専門化がその加工技術を駆使して生産を行います。多種多様な形でバニラは使われますので、顧客の要望に応じた製品を開発するためにR&Dラボを設けています。
このような専門性の高さと知識がユーロバニラを20年以上の長きにわたってナチュラルなバニラ業者としてトップの地位を保っているのです。
ある植物の物語
バニラはメキシコ原産の蔓性の蘭の一種です。19世紀にインド洋を渡ってマダガスカル島に到着し、その後マダガスカルは世界における主要な生産地となりました。
原産地の中米ではメリポナ蜂が受粉を仲介します。アルモン・アルビウスが人工授粉の方法を発見し、この蜂が存在しない地域でも栽培が可能になりました。この重要な受粉の作業は朝、開花する際に行われます。受粉しなかった花は、夜になると落ちてしまいます。
収穫
9月後、形成された鞘は大きなインゲン豆のようになります。成熟した鞘は手で収穫され、その後この青く香りのない実をすばらしく豊かな香りのするスパイスに変貌させる長い過程が始まります。 その工程は6つの段階からなっています。
香り豊かなバニラの栽培と加工は、長期にわたり細心の注意を要する仕事で、世界でもまれに見る農産品であるといえます。
私たちの製品は全てナチュラルな原材料を使用しています。人工香料は一切使用していません。
私たちの製品(パウダー、フレーバー、エッセンス、ティー等)は、バニラの品種や原産地に応じて生産されます。
粉末加工、真空殺菌、ふるい分け、含水アルコールによる抽出は、IFS安全認証を得たフランスの施設で行われています。
新しく革新的な製品を常に探し続けるユーロバニラは、R&Dラボを備えています。このため、私たちはクライアントと協力してマーケットにあわせた製品を開発し、新しい分野を常に切り開いていくことが可能です。
バニラビーズやティーバックなど、バニラが秘めた香りをさらに引き出すためにさまざまな製品を創作しています。